blogぶれぐれコラム3 祠の試練


ぶれぐれコラム3 祠の試練

えー、次回作のお話ですが、一応企画が決まったところまできました。
だけど、このタイトルはもう少し詰めてからやったほうがいいんじゃないか
とも思ってます。
ひとまずぶれぐれの時みたいに作りやすいのをやりたい気持ちも...
うーん、どうしよう。どうでしょう?

というわけで、ぶれぐれコラム3回目です。
前回、主人公パーティについてのお話をしました。
ということで、今回はその他のサブキャラクター、
特に敵として戦ったライバルたちにフォーカスしてみようと思います。
勇者の眠るお墓が建つ、レインディアの神聖な祠。
ここには、自分が勇者だと信じる多くの冒険者がやってきます。
しかし、セイケンを狙う悪の存在が訪れないとは言い切れません。
冒険者には試練を与え、悪の存在に対しては対抗勢力になる。
そんな役目を負っているのが、祠で待ち構えているライバルたちです。
誇り高き彼(彼女)らですから、剣を交えた後はリッツたちを認め
背中を押してくれるのです。

★スライ
「だぜ」が口癖の熱血スライム。マイナスイオンでこちらを回復してくれるという
おちゃめな一面もあります。
ダンジョンに入って最初の試練ということで、やはりここはわかりやすく
スライムだろうということで誕生しました。
しかし、なめてかかって初期装備などで挑むと意外と苦戦したりします。
とはいえ、RPGにおいては最初の雑魚敵という印象が強いスライム。
しかしスライは試練として選ばれたエリートスライムです。
よって、好戦的な印象にするためにあのような口調になりました。
まあ今となってはそれが逆にカワイイとか思ってしまったり...。

★メリー
喋るヤギ。とても紳士的な第二の試練。
企画書には「羊と間違えられることに辟易している」程度で書いたのですが
プレイしてみるとなんとまさかのブチギレ。大爆笑でした。
このほうがいいキャラクターしてるので、特になにも突っ込みませんでした。
メリーは羊と間違えた人間の数をカウントして覚えているのですが
当初、その数字は3〜4ケタほどで、あまりインパクトがなかったため
桁数を増やしました。
この数字、仮に過去50年間で計算したところ
1時間あたり約70人程に間違えられていることになります。
滅茶苦茶な数字ですが、面白かったのでそのままにしました。
当初の予定よりもだいぶ(良い方向に)ずれて着地したキャラとなりました。
ちなみに、メリーがヤギなのか羊なのかは、制作サイドでも答えが出ていません。

☆リリアン
自分のことを魔法少女と勘違いしているオーク族の戦士。一応女性です。
本人は魔法で戦っているつもりらしいですが、完全に肉弾戦をしかけてきます。
このキャラクターを作るにあたり、歩行グラフィックをどうしようか非常に悩みました。
ブレイブ☆グレイブでは、歩行グラフィックを9割型自作しています。
他のキャラはみんな可愛い感じに仕上がったと思うのですが、
果たしてこの子にその雛形を適用させていいものか。しかし統一感を出すためには...
などといろいろ考えを巡らし、できあがったのがあの凶悪な顔です。
やっぱり、キャラクター的には完全なるオークの見た目でないと
リリアンの良さが引き立たないと思ったのです。
ちなみに、このリリアンという名前。
「ブリリアント・トゥインクル」のブリリアントを縮めたものです。

★ハッシュ
祠に迷い込んだらしい冒険者。先々でリッツたちの邪魔?をしてくる謎の男です。
果たしてこいつは何者なのか。
裏設定的な話ですが、こいつはギルドの承認を得て祠に入ったわけでも
セイケンを狙って忍び込んだわけでもありません。
ただ単に迷い込んだだけの人です。
そしてダンジョンといえばお宝的な、浅はかな考えだけで行動する直情型です。
しかしこういう奴こそが意外と物語にエッセンスを加えたりします。
まあストーリーには絡んでこないんですけどね。
ちなみに、通常、倒れ×2、膝付き、腕組みと、歩行グラのパターンが
主人公たちを差し置いてなにげに最多です。

★コマオウ
500年前、世界征服を企み世界を混沌の渦に巻き込んだ、魔王その人。
勇者アレスの操るセイケンの力で宝箱の中に封印されてしまいます。
500年前はもっと魔力も高く
外見も魔王らしく荘厳な気配ただよう人物だったようですが、
長い時間宝箱に閉じ込められていたせいか、あのような姿になってしまったようです。
あんな姿でちょっと固い口調で喋るものだから、もうかわいくて仕方ありません。
もともとはドラクエのシャドーのような見た目にしようかと考えていたのですが
RTPのモンスターグラフィックに丁度良いのがなく、
結果的にあのような小悪魔みたいな感じに落ち着きました。
しかし、そんな見た目だからこそ厳格な口調が映える。結果オーライです。
設定的には、封印されている500年の間に力が衰えてしまった、そのため
リッツたちでもなんとか勝つことができた、とこうなっています。

さて、もっといろいろ語りたい事がありますがこの辺にしておきます。
うちの場合、シナリオを作るとき特に敵キャラクターに力を入れる傾向があるのですが
どのキャラでも共通して、「憎めない奴」にすることを心がけています。
そのため、ブレイブ☆グレイブには、完全な悪人キャラが存在しません。
あのほわんとした世界観を形成するためには
それがとても重要なことのような気がしています。

つづく

★☆★おまけ☆★☆

20120718_01.png
コマオウ初期ラフ。
これを描いたときは、もうこの姿以外ありえないと思いましたが
今ではあの小悪魔スタイルのほうがしっくりきます。
不思議なものですねー。