blogぶれぐれコラム2 冒険者たち


ぶれぐれコラム2 冒険者たち

く...まさかあんなところに隠されたイベントがあったとわ...
これでぶれぐれはうはうは倍々ゲームですね!倍々ではないけど!

あ、そうそう、新作(以前立ち絵をのせたのとは別の)の企画書が仕上がりました。
うちもゲームつくるよ!
ということでメンバーは確認しておいてください。

さて、今回は「冒険者たち」ということで
ぶれぐれ主人公パーティのことを書いてみます。
でもよく考えたら、正式なタイトルは「冒険者になりたがっている者たち」ですね。
例によってネタバレを含みます。
ぶれぐれの前身である「お墓参りクエスト」、この時点では主人公は女の子でした。

パーティはというと、その女主人公、蘇った勇者、一緒に蘇った魔王、という
勢いだけで設定したようなキャスティングで、さらに
主人公の存在はメインストーリーのコアな部分に殆ど絡んでこないという、
主人公の何たるかを考察させるようなものでした。

パーティの構成として、ぶれぐれのようなイベント多めのゲームでは
個人的に3人パーティが一番作りやすいように思います。
ざっくりとした役割は、ぼけ、つっこみ、普通の人。
このバランスが会話イベントを作るにあたってはとても動かしやすく
しゃべらせる内容の割り振りをあまり意識せずに打っていける気がするのです。
(実際にイベントを組んだのはうちではないのでどうだったかは分かりません。)

ということで、上記のパーティ構成に沿う形で
リッツ・コロン・ビスコの3人が生まれました。

★リッツ
ぶれぐれの主人公。何となく影が薄い気もしますが、何と言おうと主人公です。
キャタクター設定に一番悩んだ手のかかる子です。
実際、企画書段階でもぼやっとした設定しか書き出せず、
おそらくろざりんを困らせたであろうというほど
具体的なイメージが固まらないキャラでした。
逆に、絶対的に決まっていた設定は
「自己主張をあまりしない」そして「ビスコにいじられる」という点でした。
このことから、何となく弱々しく優しいイメージになり、
顔グラフィックを決定したことで、その方向性ではっきりとしたキャラクター像が浮かび上がってきたのです。

さて、このリッツ君、物語のラストで勇者の素質の片鱗のようなものが見えるわけですが
この設定は最初から決まっていました。
というより、この設定を基としてストーリーが作られていったのです。
この、勇者の素質の根拠となるものは、「セイケンを扱える能力」なのですが
なぜこの子がセイケンを扱える勇者になりえるのか、という、キャラクターとしての根拠がどうにも薄い。

これを改善してくれたのが、ろざりんが入れてくれたイベントでした。
勇者の墓へ向かう道中、リッツは、生まれて初めて自分の主張をします。
それは、「僕たち3人はずっと一緒だ」ということ。

自己主張がなく、他人に流されやすい。
でも、仲間を大切に思い、大事なときには自分を出せる。
これは勇者として、なくてはならない素質です。
リッツが勇者になった瞬間でした。

このイベントを入れてくれたおかげで
リッツは主人公にふさわしいキャラクターになりました。

☆コロン
パーティの紅一点。3人の中ではお姉さん的な存在です。
現実世界では、女性のほうが精神年齢が高いという話をよく聞きますが
ぶれぐれの世界でも同じようで、他の2人と同年齢ながら、大人然としています。

こういう、普通の人目線のキャラがいないと、ゲーム自体がはちゃめちゃになって
プレイヤー側がなんとなく置いていかれるような感じがしてしまうものです。
それを緩和させるために生まれたキャラ、といってもいいのですが
コロンはラストシーンにおいてとてもとても重要な役割をもっています。

ラストシーンは、街に帰ってきた3人にギルドマスターのラドゥが
お説教をするという場面ですが
ここで、セイケンの正体が判明します。
この街にはもともと、セイケンを扱えるのは勇者のみという伝説があり
コロンはこれらの要素を瞬時に結びつけて
リッツはもしかしたら勇者なのではないか、と考え
そしてそのような重大なことを察していながらはっきりとは言わず
その場の流れに身を任せます。
ここにコロンのキャラクター性がばっちり出ていると思います。

もしコロンがその事を口にだしていたら
リッツは勇者なのか否か、はっきりと答えがでていたことでしょう。
彼がほんとうに勇者になりえるかは、制作者にもわかりません。
コロンは彼の可能性を無限に広げることに一役買ったというわけです。

★ビスコ
ぶれぐれの登場人物はみんなかわいいのですが、特にお気に入りのキャラクター。
キャラクター像はずっと定まっていて
さらにそれが1番鮮明に再現されたキャラクターです。
あまりにすんなりとできたキャラクターのため、殆ど語ることがありません。

唯一苦労した点といえば、これはシステム的な話になってくるのですが
戦闘面での性能です。
ブレイブ☆グレイブは、戦闘時の装備武器をある程度自由に選べますが
キャラクターができあがったときから、この子はダガーもしくは弓使いというシーフ的なイメージがありました。
よって戦闘では少々トリッキーな戦い方をさせたかったのです。

これはパラメータやスキルを設定してくれたろざりんも同じだったようで、最終的には
「アイテム消費スキルがあればビスコが活きる」というような話になりました。
まさにその通り。いろいろな謎めいたアイテムで戦う姿が容易に想像できます。

ということで、天才おそにの兄貴にスクリプトを作ってもらい、
ビスコははれて謎の物体を投げつけるキャラとして昇華していきます。
このとき、副産物としてHPやお金を消費するスキルを作るスクリプトができました。
リッツのランドダッシャーや、隠しスキルの銭ショットは
ビスコのおかげで誕生したのです。

以上、物語の中心である3人が生まれた経緯でした。
ちなみに見てわかる通り、ネーミングにおかしの名前を使っています。
特に深い意味はないのですが、一番最初に命名されたのがリッツで
それに合わせるように他の2人にも名前がつけられました。
さすが主人公。

つづく

★☆★おまけ☆★☆

20120711_01.png
デバッグ中のようすです。
なんかシュールな画像ですね〜。